楽しい車中泊!!
お金をかける旅行の方法はいくらでもありますし、それはそれなりに豊かで楽しい経験ができるでしょう。
それに対して、お金をかけない旅行は手段が限られますが、その分工夫する楽しみが増えるというものです。お金をかけない旅行の選択肢として,車中泊があります。
(車中泊の魅力は,「これから車中泊を始める人へ 車中泊のメリットとデメリット〜ビジネスホテルとの比較〜」にも書いています。
今回は,「スズキ ハスラー」での車中泊について書いていきます。
車中泊の魅力は,なんと言っても宿泊費0円。ですが,やはり寝心地が悪いと熟睡できず,寝不足で次の日の遊びに影響を及ぼします。
それよりもなによりも,眠れないのはその事自体がはっきり言って苦痛以外の何ものでもありません。
私は,車を買うとき車中泊をするにはどんな車が良いのかいろいろ探しましたが,ハスラーにして良かったと実感しています(ほかの車で試したことはないので比較はできませんが)。
少なくとも眠ることに関しては,とても快適!
このハスラーは,グレードGですが,2015年の発売車より,運転席シートリフターが標準装備されていて,それにより運転席を倒してもリアシートにつっかえることなく,運転席側もフルフラットにできます。
それでは,実際の車中泊の仕方について,「1.座席の倒し方」「2.荷物置き場所」「3.寝床の敷き物と寝るときの注意」「4.目隠しについて」に分けて書いていきます。
1.座席の倒し方
①まずは前席と後席のヘッドレストを4つとも外してしまいます。
(横に付いて いるプッシュボタンを押しながら,上に持ち上げると簡単に抜けます。)
このヘッドレストは,寝るとき邪魔になるのでダッシュボードの上に並べておくか,座席下に入れてしまいます。
(新聞紙等を敷いて,その上にでも置けばいいですね。ちなみに,私は直接置いてしまいますが(笑))
②座席を倒します。
ⅰ まず,荷物がある場合は,すべてのものを前席の上に移動させます。(無理な場合は,いったん外に避難させましょう。)
つまり,後部座席の上には何もない状態にします。
ⅱ 後部座席を前に倒します。
(ヘッドレストが付いていたあたりにレバーがありますので,それを引くと倒せます。)
この時点で後部は完全にフラットな状態になります。
ⅲ 前席を目一杯前にスライドさせます。
(これは多くの車と同じで前席下にレバーが付いているのでわかると思います。)
このときですが,補助席の下部(足置き場)には,荷物を置けるスペースがありますので,使わない荷物は置くことができます。
後でも書いていますが,私は釣りに使うクーラーボックスは,ここに置くことにしています。
運転席側にも置けますが,アクセルペダルやブレーキペダルがあるので,あまり置かない方が無難かと思います。
また,この時点で後部座席下にも荷物を置けるスペースができます。
このタイミングで不要な荷物をここにも入れてしまいましょう。
(逆にこのとき入れてしまわなければ,次に前席を倒した後では入れにくくなります。)
ⅳ 前席を後ろに倒します。
このとき目一杯倒しても良いのですが,そうすると倒した後部座席との高さが若干合わないので,なるべくフラットになるように微妙に調節した方がいいです。
これで,フルフラットの寝床の完成です。
後方から見るとこんな感じ。
2.荷物の置き場所
先にも書きましたが,釣りに使うクーラーボックスは,補助席下にすっぽり収めることができます。
また,後部座席下のスペースにはかなりの荷物を収めることができます。
私は,クーラーボックス以外の釣り道具のすべてとその日使わない食材や調味料類などを入れますが,それでもまだ空きスペースがあります。
あと,これも釣りをするときですが,いちばん苦慮するのが釣竿ケースの扱いです。
ただ,これもできるだけ端に寄せ,マットの下に忍ばせてしまえば,眠っているときにもまったく気になりません。
3.寝床の敷き物と寝るときの注意
クッションの銀マット(ぶ厚めがいいです)を敷きます。できれば2枚用意しておいた方がいいでしょう。
前席に荷物を移しているので,まずは後部座席の方から敷き,その後荷物を移して前席にも広げると良いでしょう。
その上にマットと掛け布団を敷けば,寝床は完成!
銀マットにある程度の厚みがあるので,マットはそれほど分厚いものでなくても全然大丈夫です。
ただ,どこで寝るのも同じことですが,ふかふかなほうが寝心地はいい人は,マットを分厚目にしたほうがいいかもしれません。
その辺りは自分の寝やすいように固さを調節してくださいね。
寝床の設置にかかる時間は,慣れるとおよそ5分。
寝るときの注意としては,できるだけ車の後方に頭を置いて寝るようにしたほうが良いです。
後部座席と前席の間にはほとんど段差はないのですが,どうしても前席の中央部分には多少の段差ができてしまいます。
(気になるならば,タオルなどでこの段差も埋めることはできるのですが,面倒なので私はそこまでしていません。)
頭の位置をできるだけ後ろにすることで,この部分は足の下になるので,ほとんど気になりません。
私は身長175cmですが,十分足を伸ばして寝られます。
ハスラーは,車高も高いので,圧迫感もありません。(眠ってしまえば関係のないことですが(笑))
ただ,車中で食事をする場合は,屋根が高い方が気分的に落ち着きます。
4.目隠しについて
そして,車中泊をしていてどうしても気になるのは,外部からの視線。
私は,窓の形より少し大きめに切った銀マットを窓の枠にはめ込むようにしています。
ポイントは,この少し大きめに切るというところ。
銀マットは便利なことに伸縮が効くので隙間なく窓にはめ込むことができます。
ハスラー専用の目隠しも販売されていますが,高価なので私はこの方法にしています。
ただ,フロントガラス部分はガラスの形状がちょっと複雑なので,横着ですがガラス全面が隠れるようなかなり大きめの銀マットをガラス面に当て,そこに小さい荷物類を置くことで押さえています。
以上,私の最近の車中泊事情について書きました。また何か良い方法や気づいたことがあれば書いていきたいと思います。
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