新たな車中泊場所を求めて,今回も車を走らせます。今週末もちょっと寒くなるという予報を耳にしたので,これは南に向かうべきかと和歌山県へ。
実は以前から気になっていた車中泊できそうなポイントがあり,ちょっと試してみようという思いもありました。
場所は,湯の峰温泉。ここは,風情ある温泉宿の立ち並ぶ区画から少し離れたところに無料駐車場があり,以前訪れたときに何台かの車が車中泊しているのを見ていました。
さて,現地についてみると,駐車場にはたくさんの車。キャンピングカーも止まっていて,スタンバイ状態でしょうか。ちょうど端っこのスペースが空いていたので,そこにしようと車を止めました。
「寒い・・・。」車を下りた瞬間,きゅんとなるような冷たい空気が全身を襲います。
湯の峰温泉は,周囲を山に囲まれた温泉地。時の流れから解放されたような空間に,ひっそりと佇む情緒ある宿の一軒一軒が,昔ながらの趣をにじませています。
ぴんと張りつめた山の空気に湯けむりが漂い,それだけでまた訪れたくなるのが名湯と呼ばれる所以でしょうか。
やっぱりここに来たからには,温泉に入らねばと身支度し,「薬湯」へ。390円の入浴代は,その代金以上の役目を十分果たしてくれました。
さて,ぽかぽかと温まった体で車に戻り,またまた車中宴会。
そしておやすみなさい。
いつものパターンです(^o^)
が!・・・
「寒い。」
寒い~!
寒さで目覚めたのは,午前2時過ぎ。車の隙間から入ってくる冷気は,半端ありません。
「凍死?」
いえ,生きましょう。
たまたま以前にどこかでもらった新聞紙が一日分あったことを思い出し,服の間に滑り込ませ,カバンを頭に被り,もう一度毛布と寝袋を丁寧に広げて隙間がないように掛け直しました。
すると少しずつ暖かさが訪れ,気づいたときには朝になっていました。
目覚めた朝,7時半。
「おはよう。昨日は寒かったやろ~。」と前に止まっていたバンのおじさんの声。
「寒いから,嫁さんに今回は逃げられたんや。2週間前は一緒に来たんやけどな。」
「何とか,大丈夫でした。」とおじさんに答えました。
後で考えて,あのときいちばん役に立ったのは新聞紙だったのではないかと思います。
これからも新聞紙は必需品。必ず持っていくと決めました。
昨夜の気温を調べてみると-2℃。たかだか-2℃でしたが,寒さに慣れていない私にとっては,危険を感じる寒さでした(^o^)
どこまで寒さに耐えられるか,車中泊は続けます\(^o^)/
《湯の峰温泉駐車場のご紹介!》
駐車スペース 30~40台は置けるでしょうか。
トイレも整備されていて,きれいです。
湯けむり漂う温泉宿
ところで,ここまで自然とあそぶことを忘れていました(^o^)
と思い,帰りに何か見つけようと車を走らせていると,田園風景が。
そして,地面には一面の「霜」が。私の住む地域では,真冬でもあまり霜を見かけることはありません。これはよく観察しようと,カメラを片手に車を下りました。
霜を間近でよく観察してみると,その美しさにはっとさせられます。
ヨモギ
コケ類
ユキノシタ
ヒメジョオン?
そして,エノコログサ
自然の清々しさと美しさに,また心が洗われたような気がしました(^^)
(車中泊マットのご紹介)↓
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